- The Otarunai Backpackers' Hostel MorinoKi - http://morinoki.infotaru.net -

杜之樹的広告



 のっけからこんなことを言うのも、どうかと思いますが、この宿は、「老若男女を問わず、どなたでもお気軽にお越しください」というタイプの宿ではありません。
 大変申し訳ありませんが、「しみじみと孤独を楽しみたい方」や「二人っきりで甘いひとときを過ごしたいカップル」、「大勢で酒を飲み騒ぎたいグループ」には、決してお勧めいたしません。

 また、この宿には、完全なる個室は存在しません。ベッドルームでの飲食は出来ませんし、お風呂やトイレは共同です。
 さらに、古い民家を改装したので、柱が少し傾いていたり、戸がチョッとイビツだったり、廊下がキシむところがあります。
 石垣の上にあるので、坂道を登って疲れ切っているのに、追い打ちをかけるように石段があります。重いスーツケースでお越しの方は大変かと思いますので、次回はバックパック来て下さい。

 また、古い日本家屋なので、バリアフリーではありません。本来なら、バリアフリーにしなければならないと、思っております。これはこちらの落ち度です。申し訳ありません。車いすでは廊下も通られません。トイレも行けません。これでは、本当にいけないと思っています。建物の不備は人のアイディアとチカラでカバーしたいと思っておりますので、至らぬ点ご迷惑をおかけする点はご了承ください。

 冬期間は、凍死こそしませんが、室内でも、とても寒いと思われます。大きな改築工事をしたり、暖房設備などを充実すれば、いいのかもしれませんが、そう簡単には出来ない事情というものがもあります。

 この宿には、温泉はありません。もちろんお風呂やシャワーはあります。カラオケもありません。バーもなければ、ルームサービスもありません。テニスコートもありませんし、卓球台もありません。
 その上、この宿には、普通のテレビはありません。テレビは、DVDとCS専用なので、地上波は映りません。野球や連続ドラマなどを見たい方には、不満に思うかもしれませんが、そのことで、家代を責めたりしないでください。今後もてれびを撤去することはあっても、「スマスマ」を見られるようになることはありません。

 でも、この宿には、マンガがたくさんあります。数は多いのですが、少々偏ったところがあります。「たがみよしひさ」の作品は、ほとんどありますが、「鳥山明」は一冊もありません。「ガラスの仮面」も「ワンピース」もありません。でも「石の花」や「火の鳥」はあります。お客さまのお好きなマンガがないからといって、家代に詰め寄らないでください。

 この宿には、2匹のイヌがうろついています。犬種は、大変由緒正しいイヌですが、そう思えない節もあります。この宿にあなたが来たときは、かなり大きな声で吠えると思いますが、絶対に噛むことはありません。飛びつくことがあっても、決して噛むことはありません。たまに機嫌が悪いときは、怒ることもありますが、きっと噛むことはありません。走ったりすると、吠えて追いかけてきますが、たぶん噛むことはありません。イヌが嫌いな方には、恐怖であると思われますが、ご了承ください。彼らは、彼らなりに、一生懸命に接待しているので、許してやってください。

 この宿は、こういう宿ですが、小樽運河にも近いですし、寿司屋通りもすぐそこです。まあまあの眺めですし、落ち着いた静かな宿です。
 また、宿には、幾枚かのJAZZのレコードがありますし、日当たりのいい縁側もあります。ビクトル・エリセの映画もありますし、村上春樹の本もあります。小樽ビールもありますし、焼酎もあります。
 さらに、家代は、気が向くとコーヒーを淹れますし、パンも焼きます。蕎麦も打ちます。話し相手には最適な存在でありますし、知っていることは何でも教えます。でも、知らないことがたくさんあるので、そのことで呆れないでください。

 ま、とにかく一度来てみませんか?

masa harada 2000年春/2008年秋改